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【ら組】授業風景 3月21日

最初の5分ほど、前のクラス(て組)と合同で、読み聞かせの時間にしました。2つのクラスの教室の入れ替え時間を有効活用するために、どうしようかと前日の深夜まで講師陣で話し合い、その際に辻ひとみ講師が出してくださったのがこのアイデアでした。もちろん、少しざわざわはしていますが、一方で、異年齢の子たちが知識や経験を共有しながら絵本が読めるのは利点だと感じました。昨日見にきていた末石修子代表も太鼓判を押してくださったので、継続可能性大です。(ただし、特に「て組」には、別途、集中して絵本や紙芝居を楽しめる時間も作ろうかと思っています。)


読み聞かせをしたのは「たんぽぽ」という「かがくのとも」シリーズの絵本です。これも先日、オランダ大使館助成の教育イベントの主催で、一時帰国した際に購入してきました。


まず目につくのは、美しい挿絵です。きれいなだけじゃなく、しっかり理科で学習するような内容も入っているのがさすが「科学の絵本」です。オランダでも、たんぽぽは身近な植物の一つなので「公園にあった!」「おうちの庭にさいてる!」など子どもたちの自然な発話も引き出しやすいです。


漢字の復習テストには「Kahoot!」を使用しました。今回はハイブリットクラスで、オンラインで受講している生徒さんもいたので、対面クラスの子どもたちと一体感を味わえつつ勉強になり、みんな「おもしろい!」と口をそろえて言ってくれたのでよかったです。宿題でもう一度、家でトライしてもらえるのも 「Kahoot!」のいいところです。


そして、今週のニュースは、福井県までのびた「北陸新幹線」を取り上げました。一緒にニュースの動画を見ながら、現在の福井県でどうして恐竜が有名なのか、めがねミュージアムがあるのはどうしてなのか、金沢駅や敦賀駅は何県にあるのかなどなど・・・日本地図も活用しながら勉強しました。



保護者の方からは、ニュースを継続的に扱うようになってから日本語力はもちろん、平日の学校で使っているオランダ語や英語の成績も向上したと、嬉しいお声をいただいております。毎週書くのはそれなりの時間とエネルギーを要しますが、子どもたちの様子を見ていると、やはり最新のニュースをテーマにした教材は、知的好奇心が旺盛なマルチリンガルのお子さん方にピッタリだと思います。国語だけでなく、社会や理科などの内容にも発展でき、現地校やインターナショナルスクールでの勉強にも役立つからです。


来週は「春休み」ですが、再来週の授業ではどんなニュースがテーマになるか、私も楽しみです。

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